- 【資格】1級製パン技能士、製菓衛生師、職業訓練指導員
- 大学卒業後、大手流通業の食品部門でパン作りを始まる
- 3社で店長等を歴任後、専門学校の製パン教師として約四半世紀勤め、多くの卒業生を輩出。
「自宅で使える家庭用パン発酵器のおすすめを知りたい!」
オーブンの発酵機能では予熱が同時にできなくて時間がもったないと感じたり、季節によって変わる発酵時間の長さを改善したかったりと、パン作りの効率化をしたいのではないでしょうか。
一定の温度をキープして安定した発酵を促すパン発酵器は、パン作りの時間のロスを減らし、ふんわりとしたボリュームのあるパンを叶えてくれる魅力的なアイテムです。
しかし、発酵器はサイズや形もさまざまで、どんなタイプが自分に合っているのかわからず迷ってしまいますよね。
家庭用パン発酵器を選ぶ際は、『パン発酵器のサイズ・庫内の大きさ・温度設定機能』をチェックしましょう。
この記事では、パン職人歴14年の自宅でもパン作りを楽しむ筆者が、日頃からパン作りをしている136人のアンケートで選ばれた5つの家庭用パン発酵器を実際に使い、プロ目線からご紹介します。
「一年中おいしいパンを焼きたい!もっと腕を上げたい!」と家庭用パン発酵器の購入を検討している方は、ぜひ参考にしてください。
※青文字をタップ・クリックすると詳細を確認できます
商品名 | おすすめポイント | 価格 | 外寸 (㎝) |
庫内サイズ (㎝) |
設定温度 | タイマー設定 | 重量 | 結露回収ボトル |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
日本ニーダー|『洗ってたためる発酵器 PF102_24H 』 |
|
55,800円〜 |
49.8×42.4×45.5
(たたむと) |
43.4×34.8×36 | 20~45℃ (±2℃) | 1分~24時間 | 約7㎏ | 〇 |
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52,185円~63,800円 | 43×47.5×68 | ― | ― | 1~99分 | 8㎏ | ✕ |
日本ニーダー|『洗えてたためる発酵器mini PD110D』 |
|
23,700円〜33,451円 |
約36×35×31 | 31×26.5×20 | 25~42℃ | 1分~24時間 | 約3.5㎏ | ✕ |
|
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53,900円 | 43×47.5×68 | ― | 28~41℃ | 1~60分 | 約8㎏ | ✕ |
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49,800円 | 41.5㎝×53.7㎝×52.5㎝ | – | 20~45℃ | 10分~24時間 | 10分~24時間 | ✕ |
夏場に温度を下げるため発酵器の購入を考えている方は、保冷剤の使用やクーラーで室温を下げるなどの工夫が必要ですので、ご注意ください。
【この記事でわかること】
- 家庭用パン発酵器の選ぶポイント
- プロがおすすめする家庭用パン発酵器
- 家庭用パン発酵機に関するよくある質問
私たちは、パンの製造をしたりパンの機材を卸したりもできる会社です。
他のどの会社よりもネットで『業務用のパン発酵器』を安く提供できるかと思いますので、まずはお気軽にお問い合わせください。
※記事で紹介した商品を購入した場合、売上の一部がGOOPANに還元されるケースがあります。
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家庭用パン発酵器を選ぶ際の5つのポイント
家庭用パン発酵器を購入する際は、以下の5つのポイントをチェックしましょう。
- オーブン皿や食パン型が入る大きさで選ぶ
- 温度設定の幅が広いものを選ぶ
- 使用頻度や設置場所によって組み立て式か設置式かを選ぶ
- 天然酵母パンを作りたいならタイマー設定の長いものを選ぶ
- 結露対策するんら回収ボトル付きの機種を選ぶ
パン発酵器に求める機能は、パン作りの頻度や環境などそれぞれ異なります。
ひとつひとつ詳しく見ていきましょう。
①オーブン皿や食パン型が入る大きさで選ぶ
パン発酵器を選ぶ際は、普段使っている食パン型やオーブン皿(天板)が入る大きさかチェックしましょう。
庫内の広さや一度に入る量は機種によって違います。
食パンの場合は『型の大きさと高さ』、ロールパンや総菜パンなどの成型パンの場合は『オーブン皿が丸ごと入る広さと棚の数』か確認してください。
商品には庫内のサイズや入るオーブン皿の目安、棚の大きさなどが記載されています。
ご自宅で使っているオーブン皿や型の大きさを確かめて、庫内に入るサイズかチェックしましょう。
②温度設定の幅が広いものを選ぶ
家庭用パン発酵器で設定できる温度帯も確認しましょう。
パンの発酵に適した温度は25~38℃ですが、ヨーグルトや塩麹など他の発酵食品にも使いたい場合は適正温度が変わります。
一般的にヨーグルトは40~45℃(※)、塩麹は30~50℃が適温です。
<参考>
家庭用発酵器はパン以外の発酵食品にも使えるのも魅力のひとつ。
少し低めの温度でも使えますが、適正温度に近い方が時短やおいしさにもつながるため、発酵食品作りにも使用を考えている場合は、対応できる温度に設定できるか確かめましょう。
③使用頻度や設置場所によって組み立て式か設置式かを選ぶ
発酵器を購入する際は、設置スペースの広さや収納場所、使用頻度も確認しておきましょう。
発酵器は、解体して小さくできる『組み立て式』と、思い立ったらすぐに使える『設置式』の2タイプに分かれるためです。
設置場所が確保できない方や、パン作りの頻度が高くない方は組み立て式がおすすめ。収納場所に困らない他、分解すればお手入れが楽なので衛生面でも安心できます。
一方、設置スペースが確保できて、頻繁にパン作りを行う方は頑丈な設置式がおすすめです。組み立てる必要がなく、使いたいときに電源を入れればすぐに作動します。
「頻繁にパンを作るけど、解体して洗える衛生的な方がいい」など、優先したい機能は人それぞれなので、使い勝手の良いタイプを選んでください。
④天然酵母パンも作りたいならタイマー設定の長いものを選ぶ
天然酵母パンを作りたいなら、搭載されているタイマーの最大時間が長い家庭用パン発酵器を選びましょう。
天然酵母パンの種類によって発酵時間は違いますが、多くの場合12〜24時間かかります。
今はまだイーストしか使っていない方も、今後は天然酵母パンを焼こうと考えているなら、24時間以上タイマー設定できる家庭用パン発酵器を選んでみてください。
ちなみに、終了を教えてくれるアラームやメロディ付きや、タイマーが終わり一定時間を過ぎると自動で電源が切れる機種もあります。
⑤結露対策するなら回収ボトル付きの機種を選ぶ
結露対策するなら、結露回収ボトル付きの家庭用パン発酵器を選びましょう。
結露回収ボトル付きのなら、庫内の水が自動的に1ヵ所に集まるためボトル内の水を捨てるだけでOKです。
結露回収ボトルが付いていれば、底に水がたまり生地にかかる、もしくは濡れた状態で放置するとカビが発生するなど危険もありません。
労力をかけずに一定の清潔感を保つなら、結露回収ボトル付きの家庭用パン発酵器を選ぶことをおすすめします。
プロがおすすめする家庭用パン発酵器5選
ご家庭のキッチンにも置きやすく、機能性にも優れたおすすめの家庭用パン発酵器は以下の5つです。
①日本ニーダー|結露回収ボトル付き!食パン2斤型が6本まで入る『洗ってたためる発酵器 PF102_24H』
- 49.8㎝×42.4㎝×45.5㎝とコンパクトサイズ(※たたんだ場合)
- 小さくても大容量
- 結露回収ボトル(※)付きで手入れが簡単
日本ニーダーの『洗ってたためる発酵器 PF102_24H』は、コンパクトサイズながら多くの生地を一度に発酵できる大容量が特徴です。
庫内は43.4㎝×34.8㎝×36㎝と広く、ほとんどの家庭用オーブン皿に対応。2斤の食パン型なら6本まで一度に入ります。
家庭用パン発酵器では設定温度28~41℃が多い中で20~45℃と広く、タイマーも24時間までと、天然酵母やヨーグルトなどの発酵食品作りにもぴったり。
段を分けてパンを入れられる棚板も2枚付属しているので、一度に焼くパンの種類が多い方や、収納スペースが広くない方におすすめです。
▼1分でできる組み立て・解体方法は、動画で確認できます。
編集部のパン職人からひとこと
発酵器は温度を一定にするため密封性が高く、外気との気温差で結露が起きやすくなります。
結露がひどくても自動的に回収ボトルにたまるので、周囲が水で濡れる心配がなくなりますよ。
長時間発酵器を使用する方におすすめの機能です。
製品情報
価格 | 55,800円〜 |
タイプ | 組み立て式 |
外寸 | 49.8㎝×42.4㎝×45.5㎝ |
庫内サイズ | 43.4㎝×34.8㎝×36㎝ |
設定可能温度 | 20~45℃(±2℃) |
タイマー設定 | 1分~24時間 |
アラーム機能 | ― |
湿度調整 | 加湿皿 |
結露回収ボトル | 〇 |
棚のサイズ/推奨天板サイズ | 41×32㎝まで |
重量 | 約7㎏ |
ドアの向き | 左右どちらでも取り付け可能 |
オートオフ機能 | 〇 |
消費電力 | 150w |
コードの長さ | 約2m |
②大正電気|タイマーの設定可能時間が最長99分『電子発酵器 SK-15e』
- 幅43㎝×奥行47.5㎝とコンパクトサイズ
- マイコン制御&温度センサーで、設定温度を常に維持
- 完了5分前にお知らせブザー、完了時に終了ブザーでお知らせ
大正電気の『電子発酵器 SK-15e』は、設置型でコンパクトながら、広い庫内が特徴のパン発酵器です。
マイコン制御(※1)と高精度温度センサー(※2)を搭載しており、室温よりも低い温度にはなりません。
(※2)高精度温度センサー・・・庫内の温度を探知するセンサー
パンを頻繁に作るけどスペースを取られたくない方や、たくさんの種類を焼きたい方におすすめです。
編集部のパン職人からひとこと
温度管理がしっかりできるパン発酵器だからこそできる使い方です。
製品情報
価格 | 52,185円~63,800円 |
タイプ | 設置式 |
外寸 | 53㎝×47.5㎝×68㎝ |
庫内サイズ | ― |
設定可能温度 | – |
タイマー設定 | 1~99分 |
湿度調整 | – |
結露回収ボトル | ✕ |
棚のサイズ/推奨天板サイズ | 約40.5㎝×40.5㎝ |
重量 | 8 kg |
ドアの向き | — |
オートオフ機能 | 〇 |
消費電力 | – |
コードの長さ | ― |
③日本ニーダー|約2万円とリーズナブル!ミニサイズで機能もしっかり『洗ってたためる発酵器 mini PD110D 』
- 4万円台が多いパン発酵器の中で約2万円とお手頃価格
- 3.5㎏と軽く、移動や収納も楽
- 一度に食パン1斤型2本まで入る
日本ニーダーの『洗ってたためる発酵器 mini PD110D 』は、ミニサイズと軽さが特徴の組み立て式パン発酵器です。
使用時の大きさも36㎝×35㎝×31㎝と小さく、分解すれば36㎝×35㎝×16㎝まで折りたためます。移動や収納もしやすい3.5㎏の軽さも魅力です。
最大で発酵器に入れられる量は、食パン1斤型は2本、棚は2段(※追加購入すれば最大3段)まで。
小さくても温度は25~42℃、タイマーも24時間まで設定できるので、パン発酵機能も十分備わっています。
一度に作る量が少なく、キッチンにスペースがない方や天然酵母パンに使いたい方におすすめです。
▼工具いらずの組み立て・解体方法を動画で紹介しています。
編集部のパン職人からひとこと
温度を一定にするため密封性が高い発酵器は、どうしても結露が起きやすくなります。
水滴は雑菌が繁殖しやすいため、使用後に水滴を拭き取ったり乾かしたりお手入れが欠かせません。
解体ついでに水洗いすれば、衛生面も安心して使えますよ。
製品情報
価格 |
23,700円〜33,451円 |
タイプ | 組み立て式 |
外寸 | 36㎝×35㎝×31㎝ |
庫内サイズ | 31㎝×26.5㎝×20㎝ |
設定可能温度 | 25~42℃(±2℃) |
タイマー設定 | 1分~24時間 |
湿度調整 | 〇 加湿皿 |
結露回収ボトル | ✕ |
棚のサイズ/推奨天板サイズ | 30.2㎝×26㎝ |
重量 | 3.5kg |
ドアの向き | — |
オートオフ機能 | 〇 |
消費電力 | 100w |
コードの長さ | 約1.5m |
④大正電気|4段式で大容量!温度・湿度を自動で制御する『電子発酵器 Proofer SK-15』
- 4段式で一度に多くの生地を入れられる縦型タイプ
- ねじを締めるだけの簡単組み立て式
- マイコン制御と高精度センサーで温度と湿度を自動的にキープ
編集部のパン職人からひとこと
タイマー終了をメロディで知らせてくれるので、別の作業をしていても忘れる心配もなく安心です。
製品情報
価格 | 53,900円 |
タイプ | 組み立て式 |
外寸 | 43㎝×47.5㎝×68㎝
|
庫内サイズ | ― |
設定可能温度 | 28~41度 |
タイマー設定 | 1~60分 |
湿度調整 | 〇 加湿皿 |
結露回収ボトル | ✕ |
棚のサイズ/推奨天板サイズ | ― |
重量 |
8kg |
ドアの向き | ファスナー ※左右同時に開け閉め可能 |
オートオフ機能 | 〇5分後 |
消費電力 | 260w |
コードの長さ | ― |
⑤BRENC|20度から45度まで1度単位で設定可能『発酵器 BR-H073S』
- 20度から45度まで1度単位で設定できる
- 24時間以上の連続運転も可能
BRENCの発酵器 BR-H073Sは、設置型でコンパクトな発酵機。
生地の状態に合わせて1度単位の調節ができ、酵母作りも安定して行えるので自家製酵母を作りたい人にもおすすめできる製品です。
24時間以上の連続雲梯んもできるので、自家製酵母液の発酵コントロールも簡単! 本格的なパン作りを追求した一台です。
編集部のパン職人からひとこと
24時間以上の連続運転も可能なので天然酵母パンをよく作る人は安心。
庫内をムラなく加湿してくれるので、仕上がりも均一になるのがおすすめポイントです。
製品情報
価格 | 49,800円 |
タイプ | 設置式 |
外寸 | 41.5㎝×53.7㎝×52.5㎝
|
庫内サイズ | – |
設定可能温度 | 20~45℃ |
タイマー設定 | 10分~24時間 ※4日間は連続運転可能 |
湿度調整 | 〇 加湿トレイ |
結露回収ボトル | ✕ |
棚のサイズ/推奨天板サイズ | – |
重量 | 約11.7kg |
ドアの向き | — |
オートオフ機能 | ― |
消費電力 | 260W |
コードの長さ | 約1.2m |
【Q&A】家庭用パン発酵器に関するよくある質問6つ
ここからは、家庭用パン発酵器の購入を考える際に気になる6つの疑問や質問にお答えします。
- パン発酵器を使うメリットは?
- パン発酵器の代用品はない?
- 自作の発酵器ではダメ?
- パン発酵器の代わりにホームベーカリーの発酵機能は使える?
- パン発酵器にはパン以外の使用方法はある?
- パンの発酵温度は何℃が一番いいの?
Q1:パン発酵器を使うメリットは?
A:パン発酵器を使うと、以下3つのメリットがあります。
- 温度変化による影響を受けにくく発酵の質が上がる
- 気温の低い冬は温度を上げられるため発酵を促し時短になる
- オーブンの予熱中も発酵できるため、効率的にパンを焼ける
パン発酵器内を安定した温度を保つことで、発酵に時間がかからず、安定したパンを効率的に焼けます。
※注意:家庭用パン発酵器には冷却機能がついていないので、夏場は室温以下にはなりません。
Q2:パン発酵器の代用品はない?
A:代替品としてはこたつやホットカーペットの他、発砲スチロールやクーラーボックスなどで自作もできます。
筆者は、冬になると未使用の45Lゴミ袋にオーブン皿ごと入れ、空気を含ませて生地に袋がくっつかないようにしてからこたつ内に入れていました。
しかし、こたつやホットカーペットでは温度帯が安定しないばかりか、温度が高すぎてパンが過発酵になってしまう危険性があります。
発泡スチロールやクーラーボックスの中にお湯を入れる方法では、お湯が冷めると温度が下がり、頻繁にお湯を入れ替えなければならない場合も。
もし代用品を使う場合は、生地の状態に十分注意しながらこまめに調整してみてください。
Q3:自作の発酵器ではダメ?
A:必ずしもダメというわけではありませんが、安定した発酵という意味ではおすすめできません。
自作する場合、お湯や保温材と発泡スチロールやクーラーボックスなどを合わせる方法がほとんどです。
確かに安価で簡単にできますが、最初は温度が高くても長時間の維持が難しく、温度管理が難しいデメリットがあります。
感覚がつかめるまでは、何度も調整を行わなければなりません。
一方、販売されている家庭用パン発酵器は、自動で温度管理してくれるため、途中温度が下がっていないか確認したりお湯を交換したりする手間が少なくて済みます。
必ずしも自作の発酵器がダメというわけではありませんが、クオリティーの高いパンを作るためには家庭用パン発酵器がおすすめです。
Q4:パン発酵器の代わりにホームベーカリーの発酵機能は使える?
A:一次発酵までなら使えます。
ホームベーカリーは全自動でパンが焼けるのが魅力ですが、食パンを焼く場合を除き、最終発酵には使えません。
ロールパンなどのオーブン皿に並べて焼く成型パンを作る場合は、一次発酵まではホームベーカリーでできても、成形や最終発酵は人の手で行う必要があります。
ホームベーカリーの発酵機能は、パンをこねた後の一次発酵までと考えたほうが良いでしょう。
Q5:パン発酵器にはパン以外の使用方法はある?
A:天然酵母はもちろん、ヨーグルトや塩麹、米麹などの発酵食品に使用できます。
ただし、発酵に適した温度がパンとは異なる酵母もあるため、注意が必要です。
自宅で作れる発酵食品の主だった温度と出来上がりにかかるまでの時間の目安を以下にまとめました。
発酵食品 | 温度 | 時間 |
---|---|---|
ヨーグルト | 40~45℃ | 7~8時間 |
米麹 | 32~37℃ | ― |
塩麹 | 30~50℃ | ― |
テンペ(※) | 25~30℃ | 1~2日 |
<参考>
ヨーグルトは菌種によってさらに適温が細かく分かれていますので、作りたい発酵食品に適した温度帯が使えるかどうかも確認してから使用しましょう。
Q6:パンの発酵温度は何℃が一番いいの?
A:一般的に25~38℃ですが、パンの種類や一次発酵か最終発酵かによっても変わります。
パンによく使われているイーストは、最も活発化する温度が40℃前後と言われています。
しかし、パン生地の場合は、生地が急激に引き伸ばされる負担を減らすため、ゆっくりと発酵を促せる25~38℃が適温。
「温度帯が広すぎる」と思われるかもしれませんが、パンや発酵の種類によって変化するために幅が広くなっています。
まずはレシピに記載されている温度と時間を目安に、生地の状態を見ながら調整を行いましょう。
パン発酵器は設置場所と機能から選ぶのがおすすめ!安定した発酵でおいしいパン作りを始めよう
季節によって変化する気温の影響を受けず、1年を通して安定したパン作りを助けてくれる家庭用パン発酵器。
購入を検討する際には、以下の5つのチェックポイントを参考にしてみてください。
- オーブン皿や食パン型が入る大きさで選ぶ
- 温度設定の幅が広いものを選ぶ
- 使用頻度や設置場所によって組み立て式か設置式かを選ぶ
- 天然酵母パンを作りたいならタイマー設定の長いものを選ぶ
- 結露対策するんら回収ボトル付きの機種を選ぶ
パンの発酵は、焼き上がりや味にも影響を与える重要な工程。
「もっとおいしいパンを焼きたい」「季節関係なく趣味のパン作りを楽しみたい」と思ったら、家庭用パン発酵器の購入がおすすめです。
室内やオーブンの発酵機能・代用品よりも、パン作りの効率化やパンの品質向上などメリットの多さに驚きますよ。
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